資産負債内訳簿の役割

前回までは仕訳についてお話ししてきました。

今回は資産負債内訳簿の役割についてお話をしていきます。

 

資産負債内訳簿は財務書類作成の「補助簿」

資産負債内訳簿は財務書類を作成するための「補助簿」です。

仕訳を記入した仕訳帳やこれを集計した総勘定元帳、合計残高試算表が主要簿にあたります。

 

一方、補助とは主要簿を補う目的で作成される帳簿で、固定資産台帳や資産負債内訳簿がこれにあたります。

資産負債内訳簿にはさらに現金預金明細表、未収・未払・不納欠損残高整理表といった帳簿があります。

まとめると次のようになります。

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資産負債内訳簿の様式

資産負債内訳簿の様式は、統一的な基準による地方公会計マニュアル(令和元年8月改訂)P101~に掲載があります。

(エクセルの様式は、過去のマニュアルページに掲載があります)

 

資産負債内訳簿についてはそれぞれの項目ごとに若干相違はしますが、

前年度末残高、当年度増加、当年度減少、当年度末残高

を表すものとなっています。

 

補助簿の役割

補助簿の主な役割は次のとおりです。

・仕訳を行うときの元データ

・財務書類の金額の照合

・附属明細書の元データ

・仕訳を行うときの元データ

1番の役割は仕訳を行うことです。

資産や負債に関わることは基本的にこの台帳を整理し、これを基に仕訳をしていきます。

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・財務書類の金額の検証機能

次に重要な役割は、作成した財務書類の金額が正しいかの検証機能です。

基本的に資産負債内訳簿をまず整理して仕分けを行うため、

資産負債内訳簿は基本的に正しいものと考えられます。

一方仕訳は間違うこともあり、作成された財務書類の金額が正しいことを確認するため、補助簿と照合していきます。

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・附属明細書の元データ

これは副次的な役割ですが、非常に重要です。

附属明細書とは資産や負債の内訳を表すもので、外部公表目的で作成します。

一方、資産負債内訳簿も資産と負債の内訳を示したものです。

様式は異なるものの、資産負債内訳簿から附属明細書を作成することは可能です。

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これらの補助簿を作成すればほぼ附属明細書が作成できるよう、様式をなるべく揃えておきましょう。

 

以上が、資産負債内訳簿の役割です。

次回は固定資産に焦点を当て、お話していきます。

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