【参加報告】決算早期化セミナーに参加しました

はじめに

会計士協会近畿会で開催された決算早期化セミナーに参加しました。

講師は公認会計士の武田雄治さん

こちらのほか、多数の著書があります。

なんと160名の申し込みがあったとのことで会場は熱気むんむんでした。

決算早期化のニーズが高いからなのか、講師の知名度が高いからなのか、近畿会の会場がこれだけいっぱいになるのはなかなかありません。

監査法人勤務(私と同じあずさです)から転職したベンチャー企業で、決算の仕組みをきちんといれたことにより、決算開示が劇的に早くなったとのこと。

現在は決算早期化のコンサルティングほか、多数の会社を設立しご活躍中です。

経歴を見ても、モーレツにやってきて成果を出してきた人だとわかります。

非常に楽しみです。

経理部とは何をする部署なのか

経理部の役割は情報製造業

ヒト・モノ・カネと言った情報を入手し、加工して、正しくタイムリーに提供する。

 

経理部には次の6つの業務がある。

①インプット(仕訳)

②チェック(検証・統制)

③管理業務(債権債務管理等)

④アウトプット(決算・監査資料作成)

⑤分析

⑥開示(開示資料作成)

このうち④~⑥までを一気通貫でやることが大事。

べルトコンベアに乗せるという言い方をされていましたが、④~⑥までをエクセルを使って同じデータをもとに最後まで作成できるようにする。

そしてそのベルトコンベアは、ゴール(開示)から逆算する。

 

経理部には3段階の進化プロセスがある!

第1段階(よくある中小企業)は情報倉庫業

単に仕訳をして決算書にあてはめるだけ

 

第2段階(よくある上場企業)は情報製造業

情報をタイムリーに提供するところまではできているが、価値の創造には至っていない

 

第3段階(真の経理部)は情報サービス業

新たな価値を創造したり、企業価値を高めたり、経営をサポートする部署に進化

下の段階に行くほど、決算が早い

経理部は第3段階を目指さないといけないとのこと

 

決算早期化を達成できない会社の特徴と早い会社の特徴

 

決算早期化を達成できない会社の特徴 決算発表が早い会社の特徴
業務が縦割り 業務が横串
決算資料が多い、わかりづらい

→共有フォルダが汚い会社は決算発表が遅い

決算資料が少ない、シンプル
財務分析が甘い 財務分析を徹底して実施
業務が属人化

→属人化していて決算が早い会社はない

 

業務がマクドナルド化

→アルバイト、派遣社員でも開示ができるオペレーションにしていく。

事前準備をしていない

 

事前準備を徹底して実施

→早い会社は決算前に事前準備をばっちりやっている。

 

特徴1.業務が横串の会社

まず、森を見る視点を全社員がもっていることが大事。

業務が縦割りの会社とは単体担当、連結担当、開示担当のように分かれているが、横串になっている会社は、勘定科目単位で開示まで一気通貫で作成している。

 

特徴2.決算資料が少ない、シンプル

4要件を満たすと半減できる

  • 第三者が見てわかる資料か
  • 網羅性があるか

→縦割りの会社は資料のダブりが相当発生している。

とりあえず作っている資料はないか

これ、ありそうです。

何に使うかわからないけど、昨年作っているから、作る

止めるのが怖くてとりあえず作る、というもの。

  • 有用性があるか
  • 体系的に保管されているか

 

特徴3は上場企業で監査があるところが前提なので、割愛

 

特徴4 業務がマクドナルド化

アルバイトでも派遣社員でもできるように、

①決算資料を標準テンプレート化

②決算業務の標準化

③リーダーの業務を部下に下ろす

④人材が育つ

⑤決算発表が早期化する

これは、自治体でもそのまま当てはまりそうです。

 

特徴5 事前準備を徹底

自治体でも参考になりそうなことは・・・

【確認】

・業務フローの変更の有無の確認

・引当金計上の必要性の検討

・当期から適用・改正される会計基準等の共有とこれに合わせたテンプレートの更新

・子会社等の指導(第三セクター等への事前説明と言い換えてもいいですね)

 

【事前準備事項】

・決算スケジュールの作成

・業務分担の見直し、決算担当者への指導

・決算資料の見直し、更新、テンプレート化

・決算前にできる項目の計算、非定形的取引の会計処理、財務諸表の表示の検討)

・各種マニュアルの見直し、更新

 

ふむふむ、自治体の公会計決算業務効率化プロジェクトで挙げたような事項も入っています。

より強化していきたいと思います。

 

さいごに

講師が座右の銘としている言葉より

「パーキンソンの法則」

仕事の量は完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する

(シリル・ノースコート・パーキンソン)

 

わー、その通りだと思います。

私は完璧を目指しがちで、時間があればあるだけ使ってしまいます。

今日は、1日2時間しか仕事しないようにしている、という武田さんを見習って、このブログを1時間で書く、と決めて書いてみました。

なんやん、できるやん。

これまで下書きだけしてアップしてないものとか、書こう書こうと思いつつできていなかったものをすっ飛ばして、今日のセミナーのブログが書けてしましました。

これから制限時間を設けて、その範囲でやる、ということをやってみようと思います。

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